書道 硯 土佐硯６① 蒼龍石 大硯 （中村硯）

みにすた流のチューニング（改刻・整備）した土佐硯です。石は蒼龍石で作られています。硯裏には「土佐硯 幡多ノ住人 宮本英山作」との彫があります。＊幡多：幡多郡。三原硯製作所のある三原村のある地区です。かつては中村硯を作る四万十市、蒼龍石の取れる土佐清水市を含む高知県西南部の大きな郡でした。三原村の職人さんだと思いますが、蒼龍石の採石できる一帯で、かつ自分が作硯している三原村が含まれる幡多地区の住人、と彫られたのでしょうね。土佐硯の多くは三原石を使った石ですが、こちらは蒼龍石を使っておられます。採石地も近しいので、入手されたのでしょうね。珍しいですが、たまに見ます。蒼龍石らしい蒼龍紋が右側に大きく、墨堂右下から墨池まで伸びていて、墨堂下部にもでています。蒼龍石らしいのですが、石が少し硬めの石で、石キズがあります。（写真９，１０）ヒビ割れではないので、磨墨に影響はなく簡単に割れたりはしませんが、無い方がよい紋です。念のため補強をしています。かな・画向けにチューニングをしています。墨色の良さと、墨の優雅な線がかける伸びの良さ、墨のグラデーションの良さを重視しています。墨おりの良い硯なので、使いやすいと思います。墨が滑らかに気持ちよくすれて、墨が速くおりて発墨します。濃墨から淡墨まで気持ちよくムラなく使えます。油煙から松煙、青墨までよいですが、和墨油煙に抜群によい硯です。かな半紙～全紙、漢字半紙～全紙、画によいです。サイズ：22.0×14.3×2.3㎝重量：1kg超＊墨と同梱であれば墨を400円／本お値引きしております。＊発送は全て輸送補償のあるメルカリ便を使用しています。#みにすた硯（感動硯）↑硯の一覧をはこちらをクリックください。販売中のみ表示にチェックをつけると、より見やすいです。チューニング：墨おり、墨色、墨の伸びを良くして、よい字・画が書ける様にする整備の事です。字が上手くなった様に感じるとお客様から言われます。（補足）硯、墨、墨色の原理原則について、東京、埼玉、神奈川、大阪、京都、インターネットで説明会をやっています。もっと、より良い書画の世界を伝えたい、そう思っています。書　書道具　墨硯　スズリ　すずりかな　仮名　漢字　日本画　水墨画　墨絵　絵手紙　端渓硯　中村硯